株式会社narrative(ナラティブ、奈良県奈良市)は2024年6月1日(土)、奈良県橿原市に食の複合施設「narawashi nagaya(ならわし・ながや)」をオープンします。
重要伝統的建造物群保存地区・今井町にある築約150年の豊田長屋(2軒4戸)を改修した4つのレストラン・ショップなどで構成されています。株式会社narrativeが取り組む「narrative gastronomyプロジェクト」の一環としての取り組みです。
オープンに先駆けて「narawashi nagaya」で開催されたオープニングレセプションと内覧会に参加してきました。「narawashi nagaya」を紹介していきます。
食の複合施設「narawashi nagaya(ならわし ながや)」施設概要
施設名称
- narawashi nagaya(ならわし ながや)
住所
- 奈良県橿原市今井町3丁目6-51
アクセス
- 近鉄橿原線八木西口駅から徒歩15分
営業時間
- 午前10時~午後7時(各テナント店舗によって営業時間は異なります)
「narrative gastronomyプロジェクト」とは
奈良県では人口あたりの飲食店数や宿泊施設数が少なく、志賀直哉が随筆「奈良」で記した「奈良にうまいものなし」のイメージが先行するなどの課題を抱えていました。
そういった状況を変えていくために、株式会社narrativeは地域に眠る古民家と地域土着の食文化を交錯させ、唯一無二の食の物語(narrative)を紡いでいく枠組み「narrative gastronomyプロジェクト」に取り組んでいます。
これまでに、2018年に開業した世界初 “SAKE HOTEL”「NIPPONIA HOTEL 奈良 ならまち」(奈良市)、2020年に県内最古の醤油蔵を再興した“泊まれる醤油蔵”「NIPPONIA 田原本 マルト醤油」(奈良県田原本町)をオープン。また、2022年には「泊・食・湯」分離の分散型ホテル「GOSE SENTO HOTEL」(奈良県御所市)を開業するなど、奈良の文化と古民家を活かした事業を推進しています。
食の複合施設「narawashi nagaya」
「narawashi nagaya」は「共利共生(きょうりきょうせい)」をテーマにした食の複合施設です。スイーツ店・ローカルショップ・レストラン・レンタルショップの4店舗で構成されています。
テナント店舗
dulce communico(ドゥルケ コムニコ)
ミシュランで一つ星を獲得した奈良・東生駒のリストランテ「communico(コムニコ)」の堀田大樹シェフが監修したデザート専門店です。
narawashi store(ならわし ストア)
地酒など奈良の名品を扱うローカルショップ。南都銀行とnarrativeが展開するECサイト「narawashi」の実店舗です。
chef in nagaya(シェフ イン ナガヤ)
地域と生産者、料理人がコラボレーションする場としてポップアップレストランを開催予定です。
narawashi kitchen(ならわし キッチン)
プロ仕様のキッチンを備えたレンタルスペース。料理教室、動画撮影、ワークショップ等の開催にも最適な雰囲気のある古民家空間です。
ミシュラン一つ星シェフ監修のスイーツ店「dulce communico」
内覧会ではデザート専門店「dulce communico」のメニューを堀田大樹シェフが実演を交えながら紹介しました。堀田シェフは提供するメニューについて「dulce communicoを目指してきてもらえるメニューを作りたかった」と話します。
「dulce communico」ではデザート3種の「bombacio デザートコース」(税込3500円)、デザート5種の「novem portas デザートコース」(税込5000円)の2コースをそろえています。
2コース共通メニューとして、奈良県産の野菜・フルーツを使用したフレッシュなジュース、奈良県産の季節のフルーツを使ったパフェなどを提供します、
「novem portas デザートコース」では植村牧場(奈良市)の牛乳をベースにカモミールの香りを添えたアイスを使ったメニュー、奈良のブランドイチゴ「古都華」を使ったコンポートなどもそろえています。
営業時間
ランチ(2部制)
- 正午開始の2時間制
- 午後2時半開始の2時間制
ディナー(金曜日・土曜日のみ)
- 午後6時~午後9時半(ラストオーダー午後7時半)
定休日
- 月曜日・火曜日(祝日は営業)
予約方法
- 公式ホームページまたはインスタグラムから受付