【カップヌードル謎肉まみれ実食レビュー】4倍量の謎肉が楽しい特化型カップめん

日清食品が2023年10月末に発売したカップめん「カップヌードル謎肉まみれ」。

「カップヌードルといえば謎肉、謎肉といえばカップヌードル」。そんな謎肉ファンが待ち望んだ、通常品の約4倍量の謎肉がごろごろ入ったカップヌードルです。近所のローソン店舗で購入してきました。

謎肉とは

まずはそもそも、「謎肉とは何か」ということについて。

日清食品公式サイトのQ＆Aによると、「謎肉」の正式名称は“味付豚ミンチ”。豚肉と大豆由来の原料に、野菜などを混ぜてミンチ状にして、フリーズドライ加工したものとのこと。

インターネットを中心に“謎肉”の愛称で親しまれるようになり、「今では『カップヌードル』を代表する具材となった」とあります。

「カップヌードル謎肉まみれ」の値段は1食税別236円で、通常の「カップヌードル」と同じ。

内容量は「謎肉まみれ」が76g(麺量60g)。「カップヌードル」通常品は78g(麺量65g)なので、「内容量－麺量」の値としては通常品の13gに対し、「謎肉まみれ」が16gと多め。4倍量の謎肉が入っているだけあり、かやくの量が増えているようです。

「カップヌードル謎肉まみれ」のネット上の口コミをうかがうと、「思ってたより謎肉の量が多くてビックリした」「最後まで謎肉が食べられて満足」「おかずとしてご飯と一緒に食べられる」「すごくおいしい」など高評価がある一方、「よっぽどの謎肉好きじゃないと受け入れられない」との声も。

商品仕様を考えると、そもそも謎肉が好き、という人に向けた商品であることは間違いないかと思います。

それでは、「カップヌードル謎肉まみれ」を実食レポートしていきます。

「カップヌードル謎肉まみれ」のパッケージには、キャラクター化されたカワイイ謎肉たちが、わんさか描かれています。謎肉好きであれば、つい手にとってみたくなるデザインです。謎肉以外の具材では、「黄色いやつ」こと卵(スクランブルエッグ)や、ネギもキャラクター化されていますが、エビの姿がありません。

エビがいない理由は、きちんと記載されています。「謎肉好きに捧ぐ! 謎肉特化カプヌだからエビなし!」。エビが無いのは少し残念な気もしますが、“謎肉を楽しむためのカップヌードル”と割り切れば、納得感も出てきます。

栄養成分表示によると、「カップヌードル謎肉まみれ」1食76g当たりの熱量(カロリー)は374kcal、たんぱく質10.1g、脂質18.9g、炭水化物40.8g、食塩相当量4.6g(めん・かやく2.3g、スープ2.3g)、ビタミンB1 0.19mg、ビタミンB2 0.31mg、カルシウム109mg。

通常の「カップヌードル」は1食78gあたり351kcal。「謎肉まみれ」の方がややカロリー高めなところに、謎肉4倍量のエネルギーを感じます。

ふたを開けると、フリーズドライの謎肉が見るからに満載。麺がほぼかくれるほど積み上げられています。

お湯を注いで3分待つとできあがり。スープ・かやくが直入れなので、袋を開けて中身を出す手間も要らず、「ただお湯を注いで待つだけ」のワンタッチ調理で作れるのもカップヌードルの優れたところです。

謎肉を箸にとってあらためて見ると、スープをまとったシズル感が美しく、食欲をそそります。

「豚肉と大豆由来の原料」という事前情報の通り、口に含むと“言われてみれば豚ミンチだよね”という、豚の旨みたっぷりの味。少しざらつくような独特の歯ざわりが、謎肉らしさです。数個の謎肉をまとめて口に入れたり、4倍量ならではの贅沢な楽しみ方ができます。

麺はいつもの「カップヌードル」同様、つるみのあるしなやかな麺。ペッパーが効いたしょうゆベースのスープには、たっぷり謎肉の影響で旨みが強く感じられるようにも思います。

時折、「黄色いやつ」こと卵(スクランブルエッグ)で味を変えるのも楽しいです。ふだんのカップヌードル以上に存在感が増しています。

たっぷり謎肉を堪能し、満足感はいつも以上。11月下旬に発売された「カップヌードルカレー謎肉まみれ」も購入してきたので、いずれ折を見て紹介します。