大阪で“チーズケーキ”と言えば、「りくろーおじさんのチーズケーキ」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
「りくろーおじさんのチーズケーキ」は大阪府内で店舗展開しているチーズケーキ専門店で、正しいお店の名前は「焼きたてチーズケーキ りくろーおじさんの店」です。
1984年に発売した看板商品の「焼きたてチーズケーキ」は、大阪銘菓として現在も根強い人気を誇っています。関西でしか購入できないこともあって、お土産としても人気の高い商品です。
「りくろーおじさん」のチーズケーキによく似た商品が東京に!?
最近、「りくろーおじさん」の「焼きたてチーズケーキ」とよく似た商品を売るお店が、東京に出店したことがSNSで話題になっています。そのお店の名前は「焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ」。
筆者は「焼きたてチーズケーキ りくろーおじさんの店」と「焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ」で、各店の「焼きたてチーズケーキ」を購入してきました。食べ比べレポートをお届けしていきます。
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「焼きたてチーズケーキ りくろーおじさんの店」
「焼きたてチーズケーキ りくろーおじさんの店」は、リクロー株式会社(大阪市中央区)が展開するチーズケーキ専門店。店名は創業者・西村陸郎(にしむらりくろう)氏の名前に由来するそうです。
看板商品の「焼きたてチーズケーキ」は、1984年に北加賀屋店の開店と同時に発売した大阪を代表する銘菓。チーズケーキ上面の中央には、“りくろーおじさん”マークの焼印が入っています。
デンマークから直輸入した豊かな味わいのクリームチーズを使い、各店舗に併設されたキッチンで1日に何回も焼き上げて、出来立てを提供しています。また、自家製シロップで漬け込んだレーズンを底にちりばめています。
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「焼きたてチーズケーキ りくろーおじさんの店」店舗一覧
- 住之江公園店(大阪市住之江区新北島1-5-2)
- JR天王寺駅店(JR天王寺駅中央改札前 アントレ・マルシェ内)
- なんば本店(大阪市中央区難波3-2-28)
- 大丸心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋1丁目7-1 大丸心斎橋店 本館 B1)
- 大丸梅田店(大阪市北区梅田3-1-1 大丸梅田店地B1F 西 和洋菓子フロア)
- アリオ八尾店(大阪府八尾市光町2丁目3)
- JR新大阪駅中央口店(JR新大阪駅新幹線中央改札口前 待合室内)
- エキマルシェ新大阪店(JR新大阪駅在来線構内3F)
- 彩都の森店(大阪府茨木市彩都やまぶき1-2-26)
- 大阪伊丹空港店(大阪府豊中市蛍池西町3-555 大阪国際空港北ターミナル2F 保安検査場内)
- 新幹線改札内店(JR新大阪駅新幹線改札内)
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「焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ」とは
「焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ」は、株式会社コイサンズ(三重県津市)が展開するチーズケーキ専門店。2021年に三重県津市に1号店を出店。1号店の開店時は行列ができる人気になりました。
看板商品の「焼きたてチーズケーキ」は、なめらかでコクのあるデンマーク産のクリームチーズをたっぷりと使用。アクセントとして、自家製シロップで漬けたレーズンを入れ、きめ細かく、しっとりふんわりとしたスフレタイプのチーズケーキに仕上げています。
「焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ」店舗一覧
三重県
- 津店(三重県津市栄町2-386)
- 松阪店(三重県松阪市川井町749-1)
- パンの駅 四日市菰野店(三重県三重郡菰野町神森890-2)
東京都
- 東京築地店(東京都中央区築地2丁目10-10GY築地ビル1階)
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「焼きたてチーズケーキ りくろーおじさんの店」「焼きたてチーズケーキのお店アミーゴ」徹底比較
「りくろーおじさん」「アミーゴ」外箱比較
まずは、外箱から比べていきます。「りくろーおじさん」と「アミーゴ」の外箱は、大きさや高さは同じでした。しかし、デザインは全く異なります。
外箱 天面デザイン比較
「りくろーおじさん」の箱はチーズをイメージしたような色をベースとし、天面には「りくろーおじさん」のイラストが大きく描かれています。「アミーゴ」の箱は白を基調に、天面には控えめに「アミーゴおじさん」のイラストが描かれています。
外箱 側面デザイン比較
箱の側面を見ると、「りくろーおじさん」は「りくろーレーズンについて」「素材へのこだわり」「チーズケーキのあたため方」などが載っています。
一方、「アミーゴ」の箱の側面は、シンプルに「amigo」「YAKITATE CHEESE CAKE」と印字され、保存方法や消費期限を載せています。「素材へのこだわり」などは、同封のしおりに記載されています。
外箱 裏面デザイン比較
外箱の裏面ですが、「りくろーおじさん」は、原材料や栄養成分表示があるほか、購入者アンケートのはがきとして利用できるようにもなっています。
「アミーゴ」の外箱裏面は、外箱と中袋の素材が書かれています。
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「りくろーおじさん」「アミーゴ」チーズケーキの見た目を比較
次に、見た目です。「りくろーおじさん」も「アミーゴ」も、1ホールは6号サイズ(直径18cm)と同じ大きさです。
いずれも、チーズケーキの中央に“おじさん”の焼き印がつけられています。バレンタインシーズンということもあって、どちらの焼き印もバレンタインバージョンになっています。「りくろーおじさん」は、「りくろーおじさん」が大きなハートを抱えたデザイン、「アミーゴ」は“アミーゴおじさん”が手でハートをつくっています。
焼き印以外の見た目は、少し「アミーゴ」の方が、上面の焼き色が濃く感じるぐらいしか違いがなく、ほとんど同じように見えます。横から見ても、それほど大きな違いを感じませんでした。
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「りくろーおじさん」「アミーゴ」値段と原材料・栄養成分表示を比較
「りくろーおじさん」の値段は税込965円です。原材料は「卵(国産)、牛乳、クリームチーズ、バター、砂糖、小麦粉、レーズン/安定剤(増粘多糖類)、pH調整剤(クエン酸)、(一部に卵・乳成分・小麦・ゼラチン含む)」となっています。栄養成分表示(1個包装あたり・推定値)は、エネルギー(カロリー)1380kcal、たんぱく質32.1g、脂質87.7g、炭水化物113.0g、食塩相当量1.2gです。
「アミーゴ」の価格は値段972円です。外箱や同封されているしおりには、原材料・栄養成分表示が記載されていませんでした。ホームページにも掲載されていないようです。
「りくろーおじさん」「アミーゴ」チーズケーキ食べ比べ
「りくろーおじさん」実食
まずは、「りくろーおじさん」から実食します。
ふわふわで、口に入れた瞬間に、とろけるような食感が楽しめます。口の中いっぱいにミルキーな感じが広がり、チーズの味わいも追いかけてきます。
一口食べると、もう一口、もう一口と、続けて食べてしまうクセになるおいしさです。食べてみると、長年、大阪で人気商品であり続けている理由が分かるような気がします。
「アミーゴ」実食
次に「アミーゴ」を実食していきます。
「りくろーおじさん」と比べて、焼き色がついた上面は、カステラの皮のように少し厚みがあり、その分程よい甘みが感じられます。
内側のチーズ感は、チーズがそこまで主張し過ぎず、「りくろーおじさん」よりも少しさっぱりとしています。しかし、口に入れた時には全体の一体感が感じられ、少し軽めに甘いスイーツを食べたい時に、ちょうど良い味わいだと思います。甘さが控えめなので、ついつい手を伸ばしてしまうおいしさです。
「りくろーおじさん」「アミーゴ」食べ比べの感想
どちらもクオリティが高いチーズケーキで、どちらが好きかは意見が分かれると思います。
筆者はチーズ感がちょうど良いことから、食べ慣れている「りくろーおじさん」の方が好みです。チーズ感がそこまで強くない、さっぱりとしたチーズケーキを好む人には「アミーゴ」の方が良いかもしれません。