注目の飲食店やスイーツショップを紹介するシリーズ企画「店舗探訪」、今回訪れたのは、“人と地球にやさしいマルシェ”をコンセプトとする「ミライプラスマーケット」。
“人と地球にやさしい商品”を取り扱う事業者だけが出店できる屋内型マルシェで、2022年2月にスタートし、2024年現在、月に1~2回程度、東京都内で開催されています。
主催はオーガニックフードや健康食品の企画開発を手掛ける株式会社ミライプラス。2024年5月11日(土)に品川区・新馬場のレンタルスペース「寺子屋みろく」で開催された、第26回「人と地球にやさしいマルシェ ミライプラスマーケット」へ取材にうかがってきました。
【ミライプラス】植物性プロテイン「ベジプロ」に注目、クラファン達成率600%超【マクアケ】
ミライプラスマーケット概要
「人と地球にやさしいマルシェ ミライプラスマーケット」は、回によって会場や規模が異なり、ミライプラス外苑前店舗(東京都渋谷区神宮前3-42-9)で定期的に開催されるほか、今回のようにレンタルスペースが会場となる場合もあります。
今回の第26回マルシェには、約20店のブースが出店していました。
出展内容はオーガニックフードや健康食品、パンやお菓子、オリーブオイル、コーヒーなど多彩な食品のほか、ファッション、ジュエリー、整体、占い、ワークショップなど多岐にわたり、飲食スペースでイートインも可能です。
ミライプラスの水谷亮代表によると、マルシェをスタートした当初のブースは7店ほどでしたが、SNSや公式サイトの募集告知や、直接の声掛けを通じ、徐々に仲間が増えたそうです。前回開催時の来場者数は約150人に達しています。
会場は午前11時の開催から間もなく、幅広い世代の女性客を中心に大盛況でした。“試食・試飲・体験型マルシェ”となっており、さまざまな商品やサービスを試せることが特徴。ゆっくりと楽しみながら過ごしている人が多いようです。
「ミライプラスマーケット」出店ブース紹介(イートインを抜粋)
第26回「人と地球にやさしいマルシェ ミライプラスマーケット」に出店していた、イートイン関係のブースを紹介します。
人と地球にやさしい会社 ミライプラス
マルシェの主催者でもある「ミライプラス」のブースでは、自然食品などを販売。「ドライデーツ」や「バナナチップス」などのドライフルーツや、「ビルベリードリンク」「アガベチョコ」などのオリジナル食品が揃えられ、新商品の、スーパーフードを使った植物性プロテイン「ベジプロ」(6月末頃に発売予定)も用意されていました。
人気商品の「ドライデーツ」はたくさんの品種がある中から、「いちばん美味しいと思うもの」を選定。筆者も試食したところ、驚くほど大粒で、自然な味わいながらしっかりと甘く、これまでに食べたドライフルーツで最も美味しかったことは間違いありません。
各商品はミライプラスの通販サイトでも購入できますが、マルシェ「ミライプラスマーケット」ではお得な特別価格で販売されています。
水谷代表は身体が弱かった自身の経験と学んだ知識を元に、添加物を極力使わずに美味しく食べ続けられる食品の開発に取り組んでいるとのこと。添加物を避けたい、オーガニックを愛好する人たちに支持されているそうです。
グラノーラ専門店「笑菓」
有機素材と米粉で作るグラノーラ専門店「笑菓(えみか)」のコンセプトは、「カラダ」と「ココロ」に優しく美味しく。「メープル」「ベリー」「コーヒー」「デーツ」「カレー」と、多彩なフレーバーのグラノーラや、お菓子・特製チーズケーキなどを販売。
「コーヒー」フレーバーのグラノーラは男性に人気。ころんとしたコーヒー豆がそのまま入っており、心地よいほろ苦さを楽しめます。
深煎りネルドリップ珈琲「つぶ珈琲店」
深煎りネルドリップ珈琲の「つぶ珈琲店」のブースでは、代表の竹部春美さん自ら、こだわりの自家焙煎珈琲を提供していました。
注文を受けてからコーヒー豆を計量し、挽いて粉にし、ネルドリップで抽出。丁寧に淹れられた深煎りコーヒーは、苦味がありながら甘さも感じ、存分に香りも楽しめます。目の前でコーヒーを淹れるプロの所作の美しさは、パフォーマンスとしても見ごたえ十分です。
YAEのイタリア料理教室
「YAEのイタリア料理教室 ラ・ターヴォラ・フェリーチェ」では、イートイン向けに「ラグーボロネーゼパスタ」を提供。
代表の濱中八重さんはイタリア料理講師歴20年。オリーブオイルスペシャリストの資格を持ち、厳選オリーブオイルや料理教室で人気の調味料も販売していました。
オリーブオイルをスプーンにとって味比べを体験すると、果汁のようなフルーティさや爽やかな香り、ときにはピリッと辛い味わいもあり驚かされます。
「人と地球にやさしいマルシェ」ミライプラスマーケットの今後
「人と地球にやさしいマルシェ ミライプラスマーケット」を主催するミライプラスの水谷代表は、今後さらにマルシェを拡大していきたいとする一方、誰にでも出店してほしいという訳ではなく、コンセプトの「人と地球にやさしいマルシェ」に共感し、マッチする人だけを集めて運営していくことを考え、出店時には事前面談も実施しているそうです。
サスティナブルやエシカル、オーガニック、環境にやさしい商品を扱う出店者が揃ったこだわりのマルシェ、興味のある人は訪れてみてはいかがでしょうか。