スイス発のプレミアムチョコレートブランド「リンツ(Lindt)」の「リンドール スティック」。
リンツの看板商品「リンドール(LINDOR)」といえばボール型のチョコレートですが、「リンドール スティック」は片手で持って食べられるワンハンドタイプのスティックチョコレート。
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「ランチバッグ」編集部では、バレンタインギフトの買い出しついでに、リンツ店頭のレジ横に置かれていた「リンドール スティック ミルク」を購入してきました。
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「リンドール」の原点はチョコレートバー
リンツ店頭の量り売りコーナー「PICK&MIX(ピック&ミックス)」に山のように積み上げられていることでもおなじみの、リンツを代表するチョコレート「リンドール」が誕生したのは1949年。リンツのメートルショコラティエたちは戦後、顧客の気分を高めるようなチョコレートを作りたいと考え、レシピ開発に試行錯誤。贅沢で滑らかなチョコレートを作り上げ、フランス語で金を意味する「オール」とリンツを組み合わせて「リンドール」と名付けたそうです。
実は、今のような丸い「リンドール」登場したのはレシピ誕生から20年を経た1969年。クリスマスの飾り付けをイメージし、丸いトリュフに赤いラッピングを施したリンドールを発売したところ大人気となり、クリスマス後に販売終了を惜しむ顧客の声を受け、定番商品として復活しました。
1949年、初登場時の「リンドール」がどういうものだったかというと、フィリングを挟んだチョコレートバーでした。1949年の秋には「リンドール」初のタブレット(板チョコレート)も登場しています。
そういう経緯を考えると、実は「リンドール スティック」は、現在よく知られているボール型以上に、「リンドール」の原点に近い商品とも思えます。
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「リンドール スティック ミルク」実食
購入してきた「リンドール スティック ミルク」を実食します。
内容量は38グラム。丸い「リンドール」1個の重さは約12gなので、おおむね3個分です。
パッケージは丸い「リンドール ミルク」と同じ赤色。
開封して中身を取り出すと、細長いスティックチョコレートが入っています。
細長いチョコレートには板チョコのように溝が入っており、小さく割って、6個のチョコレートに分けることもできます。割ったひとつひとつのブロックが「丸いリンドール0.5個分」と考えると、食べる量を調節しやすいです。
「リンドール スティック ミルク」をかじってみると…やはりというか、「リンドール ミルク」と同様、ミルクチョコレートの中に、なめらかにとろけるフィリングが入っていました。ミルクチョコレートの甘さと、チョコレートの香りを存分に楽しめます。
ボール型チョコレートの「リンドール ミルク」は、多彩なフレーバーが展開されている「リンドール」シリーズの中でも人気ナンバーワンの定番商品。スティックタイプの「リンドール スティック ミルク」も、リンツのチョコレートが好きであれば間違いなく楽しめる、“いつもの味”です。
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とはいえ、丸い「リンドール」と「リンドール スティック」の食べ心地が同じかというと、実はそうでもありません。
ポイントはフィリングの量。大粒の丸い「リンドール」では、体積に比してシェルが薄く、比較として表現するなら「たっぷりのとろけるフィリングを薄いチョコレートの殻で包んだもの」。それと比べると、「リンドール スティック」はフィリングの体積比率が低めになっており、「チョコレートの中にとろけるフィリングを入れたもの」です。
なめらかなフィリングの感触を楽しむのであればボール型に優位性がありますが、「リンドール スティック」の方が外側の固いチョコレートの存在感が強くなっている分、しっかりと「チョコレートを食べた」という感覚が得られます。食べ心地としては、「後はお好み次第」というところ。
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「リンドール」「リンドール スティック」を場面によって使い分け
個人的には、ボール型の「リンドール」は「丸ごと口に入れるには少し大きいけれど、噛み割って食べるのは、はしたない」と感じるときがあり、人前では、相手との関係性によっては「リンドール スティック」の方が食べやすく、場面によって使い分ける価値はあるように思います。