名古屋鉄道(名鉄)は2024年9月、名古屋市熱田区の神宮前駅駅前に観光商業施設「あつたnagAya(あつたながや)」をオープンする。
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神宮前駅「あつたnagAya」
名鉄は、熱田神宮の玄関口である神宮前駅西街区で、「おとなの行きたいまち」を目指した開発を進めている。「あつたnagAya」は、「地域で継がれる魅力をたしなみ、再発見できる場所」として、観光客などの来街者をターゲットとする。
3棟の木造平屋建ての建物には、地域で長く愛されているお店、食べ歩きも楽しめる地域食材を使ったお店、地元の文化を感じられるお店等、地域の良さを感じられる約15区画の店舗が入る。また、ワゴンやキッチンカー等を誘致する計画で、賑わいの創出を目指す。
2024年9月に第1期の開業として2棟がオープンし、第2期の開業は2024年12月を予定している。
神宮前駅から徒歩3分の場所には、熱田神宮があり、地元住民だけでなく、遠方からの参拝客の集客も期待できる。名鉄神宮前駅は、JR・名鉄・名古屋市営地下鉄が乗り入れる金山駅から1駅と近い。また、神宮前駅西街区は名古屋市バスの停留所に隣接しており、「あつたnagAya」は公共交通機関でアクセスしやすい立地にあるといえる。
東に約1kmの距離にある名古屋市瑞穂区大喜新町では2024年4月、中電不動産が複合施設「iiNEタウン瑞穂(いいねタウンみずほ)」のオープンを予定している。
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「あつたnagAya」施設概要
所在地
- 愛知県名古屋市熱田区神宮三丁目608他
敷地面積
- 約7000平方メートル
構造規模
- 木造平屋建 3棟
延床面積
- 約1,100平方メートル
用途
- 商業施設(3棟合計15店舗程度)
着工
- 2023年9月
開業
- 1期開業:2024年9月
- 2期開業:2024年12月
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「あつたnagAya」施設名称の由来とロゴ
「あつたnagAya」は、地域の良さを発信する施設として、所在地である「熱田(あつた)」を施設の名称に使用。「熱田」をひらがな表記にすることで、読みやすさと日本らしさを表現している。
平屋の木造建物に小さな区画が立ち並ぶ形状や、長い屋根の外観といった特徴や、近隣とのつながりを大切にする施設であることから、“長屋(ながや)”も名称に使っている。そして、名古屋弁の特徴的な語尾である“がや”を末尾に付けることで、名古屋らしさを表している。
ロゴには、「nagAya」の大文字「A」の部分で特徴的な屋根形状を表現。大文字「A」の中心部分を、「o」にも見える形にすることで、「nagoya」とも読むことができ、“名古屋”にある施設をさりげなくアピールしている。
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「あつたnagAya」建材に愛知県産のスギ・ヒノキ
商業施設「あつたnagAya」は、日本の伝統的な木造建築の要素を取り入れた3棟の木造平屋建てで、建物には愛知県産のスギ・ヒノキ材を多く使用。木材利用の意義や木材の優れた特性をPRする木造施設を支援する、愛知県補助事業「2023年度木の香る都市づくり事業」に採択されている。
木の部分の多くを見せるデザインとし、歴史・文化的な環境で、緑の多い熱田神宮周辺エリアに位置する施設として、地域の魅力をデザイン面でもアピールする。国内外から多くの人が訪れたくなる施設を目指しているという。